2008年12月:ノラ猫物語

翌朝(31日)10時、お客さんが全員出発されてすぐ本宅に (2008年12月31日)

翌朝(31日)10時、お客さんが全員出発されてすぐ本宅に、エサが無くなっていた。おばあさんに庭を気をつけて見る様に頼み、旅館の仕事に戻る。年末年始、正月5日まではお客さんの予約が入っており、本宅になかなか行けそうも無い。特に、くろがエサを食べに来そうな朝8時過ぎと夕方5時過ぎには絶対無理。昼ごはんを食べずに再び本宅に。私がいない間にくろとちびを捕まえるには捕獲箱が必要だが、動物愛護ネットワークから借りている捕獲箱は今14日に不妊手術するお母さんの住みかになっている。あの時お母さんから捕獲しておけばと悔やまれる。でも、くろはこうして来るのでいつかは・・・、期待しつつ、ちびのこと。神経質なちびは怖くてどこかに隠れたまま動かず寒さと飢えで死んでいるかも、そう考えると涙が溢れる。明日は小屋を倉庫の中に入れ(兄夫婦から了解を得)外からも出入り出来るようにしよう。午後4時半、旅館に戻る。今頃くろが・・・。9時にはエサが無くなっていた。

 

30日午後12時やっと仕事を終え本宅に行く (2008年12月30日)

30日午後12時やっと仕事を終え本宅に行く。午前7時半におばあさんが見た時まだエサはあったが私が行って見ると無くなっていた!くろかちび、それとも2匹が?家の周りを探すが・・・。ひどい目にあわせた私を恐れているのか・・・。今日もお客さんのチェックインが近づいたので帰る。しばらくするとおばあさんから電話、「くろが中庭を歩いていた。名前を呼びながら付いて行くと前庭を横切って左の方に。エサも無くなっていた」と、5時10分。今すぐにでも飛んで行きたいと思うがお客さんをほおっておくことは出来ない。7時、ちょっとの空き時間本宅に行く。すぐ帰らなくてはならない。

 

これから住むことになるはずだった本宅の庭 (2008年12月29日)

これから住むことになるはずだった本宅の庭に置いた小屋の前で放すことに。神経質なちびは後にしてくろから、洗濯ネットから出すとくろの目と合いました。ア、小屋を飛び越えて一目散に庭のフェンスを通り抜けどこかに・・・。ちびとくろを早く一緒にしてやらねばとちびも出してと頼むもなかなか出してやれず結局 、10分後に洗濯ネットからでたものの固まったままのちび、大量の失禁、そしてくろと反対方向に逃げて行った。しばらく家の周りを名前を呼び探すが戻ってこない。午後4時半頃お客さんのチェックインが近づいたのでエサを置いて旅館に帰る。仕事をしていても気が気でない。午後8時半、仕事が一段落し本宅に行く。エサも無くなっていず、気配もなし。雪も降り寒い。明日の朝、おばあさん(私の母)にエサが無くなっていないか見るように頼み、旅館に帰る。極限の恐怖の三日間の後、知らない所で、二匹離れ離れで、夜からは凍てつく寒さ・・・。夜、探し歩きましたが・・・。

 

2日後の29日、12時病院に迎えに行く。 (2008年12月29日)

2日後の29日、12時病院に迎えに行く。2匹とも男の子でした。洗濯ネットに入れられたままダンボール箱に。洗濯ネットに入れとかないと暴れたらいけないので、と。ひょっとしてこの子たちずっと洗濯ネットに入れられたままだった?早く連れて帰り洗濯ネットから出してやらなければ。ただ、問題が。猫を触るのも出来ない私が洗濯ネットから出すのは無理。友達に頼むことにする。

 

翌27日午後5時、待ちに待った動物愛護ネットワーク (2008年12月27日)

翌27日午後5時、待ちに待った動物愛護ネットワークのボランティアさん来訪、慣れているちびとくろから捕獲することに。庭に行ってみると2匹一緒に小屋の中。小屋の戸を開けると躊躇もせず庭に出てきて私のそばに。何度も捕獲箱に入るくろは後にして先ににちびを。捕獲箱に入ったちびは中から出ようと・・・可哀そうでしたがちょっとの辛抱だからと自分に言聞かせる。そして、くろはゲージに入れる。その後すぐボランティアさんが2匹を洗濯ネットに・・・見ていられなくなりその場から立ち去る。怖い思いをさせてごめんね。ボランティアさんは他にも猫を病院に連れて行かなければならなく、お母さんの捕獲は後日に。お母さんは今日を逃すと来年の中頃までは病院の予約が取れません。ガッカリ・・・。