2008夏 野良猫たちとの出会い (2008年05月15日)

ネコたち私は犬が大好きで風と獅子丸の2匹のわんこと同居しています。要するに犬派です。はっきり言って猫は苦手です。

野良猫との初めての出会いは子猫の鳴き声、どこ?、家の中と外で壁1枚隔てて2匹のそっくりさんが呼び合っていたのです。その時は捨て猫と思い、離れ離れは可哀そう、せめて生きるも死ぬも一緒にしてやらねば・・・しかし捕まえることは出来ず(猫を触ることがまず無理)それどころか2匹ちがう方向に逃げて行きました(後々、私のすることは何しても後手後手に回り、悲しい結果となってしまいました)。

すぐ、探しますが見当たらずがっかりしていると、3日後にごみ捨てに行く途中、取り壊された空家の前を通ると、ア、あの猫ちゃん。その日から毎夜猫ちゃんに牛乳(はよくないのですが)、時にはドッグフードをこっそりと 。

しばらくして、あの2匹の子猫ちゃんが旅館の隣の路地にいました。私を見ると逃げます。内の1匹は小さく段をあがることができず取り残され隅っこに隠れます。アラ、母猫も。捨て猫(元々は捨て猫ですが)じゃーなかったの、良かった、お母さんがいれば大丈夫。でも、痩せ細った母猫と子猫たち、しばらくの間だけごはんを、しばらくの間だけだよ、キャットフードを買いに。

近所の空家で随分前から代々生まれ育ってきた猫でその空家が取り壊され、この旅館の後ろにある空家に移ったという訳でした。

お母さんと小さいちーちゃんとちび、あら黒猫(兄弟?)も。相変わらず、段が上がれず逃げそびれるちーちゃんです。

 

猫の好きな人もいれば嫌いな人もいます。 (2008年09月28日)

えさを食べるねこ猫の好きな人もいれば嫌いな人もいます。不運なことにすぐ近くに後者の人が。棒を持って追っかけ、出入り口の無いところに入ると棒で突き、路地にある家と家の間を板壁で塞ぎ(自分の家でない所にも)。そして、ちーちゃんの姿が見えなくなりました・・・。

9月末頃(ちびとくろ4ヶ月位?)大分大きくなり、お母さんも子猫たちと距離をおきはじめています。ちびもくろも1日も早く大人になって自分の縄張りを見つけて欲しい、フレーフレーちび!フレーフレーくろ! 2匹の子猫は相変わらず、猫嫌いの人から逃げ回っています。いつ餌やりをやめるのか・・・餌やり反対の声ばかりが耳に入ります。用心深く神経質なちびと積極的で陽気なくろはいつも一緒です。ちびがくろをいつも助け見守っています。

ちびは近ず離れず、くろは甘え声で寄ってきます。あ、くろはこの間2階の廊下で振り向くと私の後ろにいました。今では雨の日も風の日も路地にある旅館の勝手口に置いてある台の上にいる時間が多くなってきました。外にでると私の後をついて来ます。この頃から不妊手術をしてやろうと思ったものの何から手をつけていいのか?

 

不妊手術をするにはまず猫ちゃんたちを捕まえないと (2008年11月15日)

ねこちゃんたち 11月中旬になると寒波到来、わんこたちはストーブのまん前で熱くなっています。路地を覗くと、ちびとくろが・・・この寒空の下どうしてやることも出来ず自分の無力さに情けなくなります。私が外に出るとついてきていっしょに家の中に入ろうとします。中途半端な手出しは自己満足にすぎないといわれますが、エサやりはこっそり続け、出来れば不妊手術も。

暖冬でありますように!雨がふりませんように!××にひどい目にあいませんように!どこかもっと居心地のいい所がみつかるといいのですが。ちび・くろ・はは・を思うと心が痛い。私の心の不安定さがわんこたちに伝わっているようです。ダメな飼い主です。

不妊手術をするにはまず猫ちゃんたちを捕まえないと。触ることも出来ない私がどの様にして?インターネット検索、○○の会に相談、室内飼をすすめられるが、わんこたちがいること、旅館であること、猫に一部屋用意できないこと等等、猫好きな人には飼えない事情を理解してもらえない。日にちばかりが過ぎ結局、捕獲については協力が得られず。

 

ねこちゃんたち捕獲計画 (2008年12月06日)

くろ12月6日、次に行き着いたのが動物愛護ネットワーク、捕獲箱を貸してもらえることになったものの私ひとりで?無理!粘って頼んでやっと捕獲を手伝って下さることに。ただしボランティアなので空いている時間・・・結局3週間後の12月27日の午後5時。

捕獲・手術のことが決まると次はその後はどうするか?ここに放す、日が経つにつれその考えは変わり、手術後、お母さんは住み慣れたここに放し、子猫たちは本宅の庭にある倉庫の裏に猫の家を置き、そこに住まわせることにする(このことが不幸を招いた原因)。おばあさん(私の母)には了解を得るものの、兄夫婦には内緒。もし了解得られなかったら今までいた所に放すしかなく、そうなると近所とのイザコザが生じるのは必至、でなくても猫ちゃんたちに災難が降りかかるのも必至。猫ちゃんたちを助けるには他に方法無し。

ちびとくろは本当に仲がよく、ずーっといっしょにしてやりたいな。くろには相変わらずちびも私もヒヤヒヤさせられる。くろにはちびが付いていないとだめだな。それにしても私にべったりのくろに比べ、ちびはまだ時々シャーシャー。お母さんといえば遠くから見てるだけでごはんの時だけ近づいて来る。お母さん捕獲出来るかな?

 

雨風に耐え得る小屋作り (2008年12月26日)

雨風に耐え得る小屋作り、何度も作り直し(5作目)、今日26日、10日かかってやっと猫ちゃんの家が完成です。とりあえず旅館の後ろの庭に置き、路地から入る戸の下に猫が入る位の隙間を開けて小屋にエサを置く。そこに誘導するといっしょに入らず別々に入っていましたが、夜懐中電灯で見に行くと2匹一緒に入っていました(うふ!)。

 

 

 

 

 

 

翌27日午後5時、待ちに待った動物愛護ネットワーク (2008年12月27日)

翌27日午後5時、待ちに待った動物愛護ネットワークのボランティアさん来訪、慣れているちびとくろから捕獲することに。庭に行ってみると2匹一緒に小屋の中。小屋の戸を開けると躊躇もせず庭に出てきて私のそばに。何度も捕獲箱に入るくろは後にして先ににちびを。捕獲箱に入ったちびは中から出ようと・・・可哀そうでしたがちょっとの辛抱だからと自分に言聞かせる。そして、くろはゲージに入れる。その後すぐボランティアさんが2匹を洗濯ネットに・・・見ていられなくなりその場から立ち去る。怖い思いをさせてごめんね。ボランティアさんは他にも猫を病院に連れて行かなければならなく、お母さんの捕獲は後日に。お母さんは今日を逃すと来年の中頃までは病院の予約が取れません。ガッカリ・・・。

 

2日後の29日、12時病院に迎えに行く。 (2008年12月29日)

2日後の29日、12時病院に迎えに行く。2匹とも男の子でした。洗濯ネットに入れられたままダンボール箱に。洗濯ネットに入れとかないと暴れたらいけないので、と。ひょっとしてこの子たちずっと洗濯ネットに入れられたままだった?早く連れて帰り洗濯ネットから出してやらなければ。ただ、問題が。猫を触るのも出来ない私が洗濯ネットから出すのは無理。友達に頼むことにする。